2011/5/28 (土)

情報の精度と判断パターン

Filed under: 地球環境と経済環境変化 — taka @ 10:14:22

takaです。
最近ツバメを見かけるようになり、いままでいたカモがいなくなりました。
いよいよ梅雨入りですね。

情報の精度と判断

福島の原発の問題が発生した直後、アメリカは、自国民に80キロ圏の避難を勧告しました。

当初アメリカの判断は、過剰だと多くの日本人が感じたと思います。
でも、今思うとこの判断は適切だったように思います。

震災から2ヶ月以上経過した後、東電は、地震直後の3月12日から、
福島原発の1号機では核燃料がメルトダウンしていたと発表しました。

2号機、3号機も、1号機とほぼ同様らしいが、その状態は、まだ不明のようです。

事実としては、
政府や東電の発表より深刻な問題に福島原発は直面していた事が後で分かったという事です。

東電が、1号機のメルトダウンを認めたのは、建屋の中に人が入れるようになってからです。
測定計器を調整して、計器からある程度精度のある情報が得られ、原子炉の状態が推理できるようになったからでしょう。

それまでは、1号機は圧力容器の外の格納容器を水で満たす水棺を行おうとしていましたから
おそらく東電や政府も事実を隠していたのではないかもしれません。
起こっている事実を把握できない・正しく推測できない状況だったのかと思います。

福島原発の問題にみる日本の判断パターン

事故当初は、国民がパニックを起こす事を怖れたためか?
政府や東電は「問題はありますが、今のところ安全です」というような表現を繰り返していました。

つまり、はっきりと危険と判断する情報がないから ・・・だから→ 危険ではない
・・・だから→ 今のところ安全だ ・・・ という論理なのでしょう。

幸い今回は大惨事にならなかったから良かったですが
アメリカの判断のように広域の避難が正解となる事態におちいる可能性もあった。

今も同じ思考パターンで「メルトダウンにはなってしまいましたが今のところ安全です」
 ・・ という感じですかね。

問題が専門的で情報が一方的である事や決定的なデータ不足が判断を難しくするのでしょうが、
個人的には危機に直面したときはリスクを重視した方が良いように思います。

日本とアメリカどちらの判断が正しかったのか?

今問題になっているソニーの情報漏えい問題でも、
「日本企業のリスクに対する考えや対処に問題がある」と海外から指摘されています。

正解は結果で判断されるのかもしれませんが、
日本の判断は、「最後は神風が吹き救われる・」 というような楽観論よりなところがあるのかもしれません。

みなさんはどう考えますか?:sayonara:

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2011/5/7 (土)

単純な変化が複雑な形をつくる

震災で体育館が使えず2カ月ぶりに運動をしたtakaです。:kaoemoji5:

先日、NHKで、「体をつくる不思議な波」という番組を放送していました。

従来の考えでは、魚やシマウマなど生き物の模様は、あらかじめ決められたDNAの設計図
に従ってつくられていると考えられていましたが、最近の研究でそうではない事がわかってきたようです。

設計図なしで細胞が模様をつくる

魚やシマウマの模様は、風が自然につくる模様「砂漠の風紋」のように、単純なふるまいが複雑な模様をつくるらしい。

模様をつくる仕組みは、まず細胞が色素を活性化させる「活性化因子」と活性化因子の生成を抑える「抑制因子」を作り出す。
そして、この2つの因子のスピードの差による広がりが「波」のような構造が生まれ、その結果が模様を形成するするそうです。

模様だけではなく、複雑な構造と思われる臓器などもこの単純な細胞のふるまいでつくられているようです。

肺は、発達段階で食堂が袋状に別れたものらしいが、初期の変化は、DNAの設計図が指示をしているが、細部の複雑な肺胞の形成は、模様と同じ原理の活性化因子と抑制因子のスピード差で構築されるらしい。

模様も肺胞も細胞が近隣の細胞と反応し合うことで創られ、
細部の複雑と思われる構造をいわば「現場作業員」の細胞が単純な行動でつくっているというのだ。

単純な変化が複雑な形をつくる

この番組を見て感じた事ですが、会社や組織のありかたもこの原理と同じかもしれないと思います。

会社や組織もビジョンや経営方針、戦略、マニュアルなどの設計図で構築する箇所と
現場の社員の裁量や個人の判断で構築する部分との組み合わせが重要なのかな?と感じさせられました。

結果として、職場でおこる様々な人間関係や外との関係などさまざまな波紋が結果として会社の形をつくります。

個人も好調な時や凹んだ時など、ランダムな波がその人の人格ををつくります。

振り返ってみると
 「あの時、お客様の要望に対応した結果、新しいサービスが誕生しただとか?」
 「あの時に偶然創ったシステムが、後で別の使い方で効果を出したりとか?」

 そんな事が会社の形に大きな影響を与えている気がします。

むしろ逆に、
偶然できた模様(結果)をどう使うか?を考える事が有益なのかもしれませんね。:sayonara:

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2011/3/3 (木)

Facebookの暗号化と中東、アフリカの民主化

Filed under: ネットの未来,地球環境と経済環境変化 — taka @ 18:40:43

ウィルス性の結膜炎でダウンしていたtakaです。:kero2:

中東やアフリカの諸国で、次々に反政府デモなどの民主化の運動が起きています。
これほど多くの民衆が蜂起した要因の1つにFacebookやTwitterの利用があるようです。

今回は、Facebookの暗号化について書きたいと思います。

想像を超えたスピードで波及する民主化による体制の崩壊

2月の初めから、エジプト、アルジェリア、バーレーン、イラン、イラク
ヨルダン、リビア、シリア、スーダン、チュニジア、イエメンなど
想像を超えたスピードで反政府デモが拡大しています。

今までなら、数十年、数百年とかかるような時代の変化が、わずか数週間のこの民主化の波で、
永く続いてきた体制が崩壊し、歴史が塗り替えられようとしています。

この民主化の背景には、永く続く圧政への不満や若者の就職難、貧富の差、
最近では、物価高騰による生活難や食糧不足などがあるかと思います。

しかし以前にも同様の要因で反政府デモが行われましたが、
これほど多くの民衆が組織化された事はなかったと思います。

今回中東やアフリカの諸国で台規模に民主化運動やデモの組織化が進んだ背景に
FacebookやTwitterの利用があるようです。
特にFacebookの暗号化が、民衆の組織化に影響しているようです。

Facebookの普及と暗号化

Facebookが中東やアフリカで利用できるようになったのは、2~3年ぐらい前からだそうですが
わずか数年で急速にこの地域で利用されるようになったそうです。

Facebook、Twitterの情報のスピードの速さと緊密さが、今回の数十万、数百万規模にまで反政府デモが拡大した要因でしょう。

特にFacebookの通信が暗号化されて事により、政府の傍受や妨害をのがれて組織化が進んだのも大きな要因となったようです。

でもタイミングが良すぎないか??

Facebookは、これまでパスワードを送信する際にだけ実施して暗号化を
2011年1月末から常時HTTPS接続できる機能と、友人写真によるユーザー認証機能を導入しています。

暗号化導入の理由は、Firesheepなどの攻撃からFacebookアカウントを守るためと言われています。

FiresheepはオープンWiFiを通じてアクセスした場合、ソーシャルネットワークのログイン情報を傍受できるソフトウェアだそうですが、常時SSLで暗号化していれば、WiFiで繋いでいる時でも、
Firesheepのようなアタックを防げるとの事です。

でも個人的には、タイミング良すぎる気がします。
今年の1月に導入したサービスがわずか1カ月で時代を変える要因になるのか??
きなくさい感じがします。

本当に民衆による革命なのか?? 背後に・・・

今回のエジプトの反政府デモのさなかGoogle社の中東および北アフリカ担当マーケティング責任者が政府に拘束されています。
エジプトで民主化要求デモのきっかけになったFacebookページを匿名で作成したとの事で、政府によって拘禁されましたが、後に釈放されています。

もしかしたら今回の世界的変化は、
どこかの国の誰かのシナリオによって計画された可能性はないのか?

本当に民衆による革命なのか?民主化?なのか? 疑問もわいてきます。:baikin_1:

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2011/1/29 (土)

2011年 経済展望(3)2011年 ほんとうにデフレが問題なのか?

Filed under: 地球環境と経済環境変化 — taka @ 11:48:10

世界最大のSNS「Facebook」誕生の物語世界 『ソーシャル・ネットワーク』を
見に行こうと思っているtakaです。

2011年 ほんとうにデフレが問題なのか?(2)

今回は、前回記事の続きを書きたいと思います。

前回記事→ http://www.netimpact.co.jp/blog/11570

前回も書いたとおり、今年の経済の重要テーマとしては、永く続いている「デフレの克服」を上げている専門家や政治家が多いようです。
毎日のように新聞やテレビなどで「デフレ克服」という言葉が発せられています。

1/28の総務省発表の全国消費者物価指数は

総務省が昨日、28日発表した2010年平均の全国消費者物価指数は前年比1・0%低下の99・3、昨年の1・3%低下に続き大幅な下落率と発表しています。

品目別では、高校授業料無償化の影響で高校授業料の下落率が大幅に下落したほか、
カメラやパソコン、テレビなどの教養娯楽耐久財が大幅に下落したとの事です。

22年12月の全国消費者物価指数は99・4と前年同月比0・4%低下し、22カ月連続のマイナスとなった。

確かに過去の統計数値で判断すれば、
今の問題は、デフレが問題という政治家や専門家の意見は正しく思える人も多いと思いますが
ほんとうに問題は、デフレでしょうか?

主要穀物の値上がりが始まった

一方で、中東・アフリカ地域での市民の大規模なデモや暴動がニュースで報じられています。

世界のあちらこちで始まった暴動やデモは、あきらかに今までと違い、何かが世界で始まっている事を意味しています。

日本でもマスコミが大きく取り上げていますが、エジプトで首都や全土で大規模なデモが発生しています。
チュニジアでは食料価格の高騰から激怒した市民がデモで、23年も独裁を続けた大統領が逃げだし、アルジェリアでも牛乳や小麦粉の値上がりで暴動が発生しています。

モザンピークでも昨年10月にパン価格の3割値上げでデモが発生して死者が出ています。
ヨルダンでも大規模な反政府デモ、イエメンでは大統領に非難が始まりました。

中東・アフリカだけではなくこの暴動は、南米のボリビアなど世界各地で起こっています。

食料価格暴騰で、世界各地で起こる暴動

今回のような過激な行動は強権政治の中東諸国では過去にあまりなかったことで、
政治や失業の問題もありますが、直接的なきっかけは、食料の高騰から政権転覆へと民衆の不満がそうとうに高まって爆発したのでしょう。

中東やアフリカ地域では食料は輸入に依存しています。食料品の値段段の高騰に庶民が耐えられなくなくなるレベルにインフレがすすんでいると言う事です。

世界的な異常気象は収まらない、さらに拡大しています

記憶に新しいオーストラリアの水害では、日本の国土の3.7倍が一度が被害にあっています。
想像できないくらいの大規模な被害です。 

ブラジル洪水の被害もとても大規模です。リオデジャネイロ近郊で発生し、推定で1000人以上の死者が出ていると言われています。

日本でも日本海側は大雪ですし、この世界的な異常気象は収まらないどころか
年々拡大している気がします。

暴動が発生する程の食糧の値上げ! どこまで上がるのか? 

世界の主要穀物である、小麦、トウモロコシ、大豆の値段は昨年から上昇をはじめて半年で1.5倍から2倍に急騰しているようです。

世界の人口は、70億人を超えさらに急速に増えていく事は確実です
なのに異常気象により穀物生産は大きな被害をうけています。

明らかに供給不足の状態に向かっています。

「世界中で農業に投資する必要があり、今後世界で70%増産しなければいけない」と言われていますが世界の農業生産は限界と言われています。

耕作地は、急速には増えないし、世界は水不足で地下水も枯渇しはじめています。
先進国では、農業投資は他の産業に比べて割にあいません。

穀物価格は、かつてない高値に向かって上昇していくのかもしれません。

たぶん今の動きは、食料高騰の始まりにしか過ぎないのかもしれません。

日本でも上げが発表されました

日本でも、先日、砂糖やコーヒー、小麦、綿花などの原材料の値上げが発表されました。

食料の自給率が低く、食料やエネルギー、原材料を輸入に頼っている日本は、国際価格で海外から購入するしかありません。

世界的に食料が不足したり、原材料やエネルギーが値上がりすれば、
日本は、とても大きな影響を受けるの確実です。

確かに過去の統計数値で判断すれば、今の問題は、デフレと判断する人が大半ですが
これからの動向を考えるとインフレの方が大きな問題と思えます。

今年問題とすべきは、インフレへの備えではないでしょうか?

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2011/1/15 (土)

2011年 経済展望(2)2011年 ほんとうにデフレが問題なのか?

Filed under: 地球環境と経済環境変化 — taka @ 15:10:03

2011年経済展望の第二弾です。

今年の経済の重要テーマとしては、永く続いている「デフレの克服」を上げている専門家が多いようです。

毎日のように新聞やテレビなどで「デフレ克服」という言葉が発せられています。

ほんとうにデフレが問題なのでしょうか?

確かに昨年までの指標は、デフレを指していますが・・

確かに、昨年11月末に消費者物価指数によれば、
これは前年同月比で0.6%の低下、20ヵ月連続のマイナスという数字でした。

数字をそのまま解釈すれば、まさにデフレと言えるかもしれません。その時点では
これを受けて、昨年末に野田財務大臣は、参院予算委員会でデフレ克服を「日本経済最大の課題」と言っていました。

エコノミストも政府も「デフレの克服」が課題だと言っています。

バブル崩壊以降、日本が抱える過剰な供給力と、国内の需要とのギャップが構造的な物余りを誘発して物の値段を下げています。特に工業商品の店頭価格物価が下がっているのは事実です。

このため多額の借金で、円の増刷を行っていても日本でインフレは起こっていません。

海外でもリーマンショック以降、各国が借金によるマネー増発を行っていますが
中国など新興国の供給過剰や増刷したマネーが金融商品の売買に使われている事などのため新興国ではインフレでも先進国ではインフレははなっていません。

地球規模で発生している異常気象と人口増加

このところ地球規模の異常気象が多発しています。

今日もオーストラリアの大洪水のニュースが報じられています。
この大洪水により、今後農産物に大きな被害が出るのは確実かと思います。

昨年は、ロシアやウクライナでも干ばつと猛暑で農業被害を受け、小麦や大麦などの穀物輸出規制を実施しています。

中国でも干ばつが発生しています。これにより綿花畑に多大な被害が出て、繊維の原料である綿花の供給不足が発生しているようです。

インドも中国と同様に、綿花の国内供給を優先して、輸出制限を打ち出したようです。

パキスタンも昨年夏の異常気象による洪水で綿花畑に大きな被害が出たようです。

今後も農産物の生産は、世界的な異常気象で不安定な状態が続くと思われます。

また一方で、世界の人口は増加しています。

そして、新興国が豊かになれば、ますます世界の穀物需要は増えていきます。

今後、農産物や食料品、一次産品の国際価格が値上がりする可能性は高いと思います。

当然、国際価格の上昇は、日本へも波及してきます。
どうみても、今後は、インフレの問題の方が深刻と思われます。

インフレになったらインフレ抑制策がとれない日本

中国では、インフレ抑制のため、今年に入り金利の引き上げを行っています。

日本の場合、いったん国内でインフレが加速した場合、巨額の国債を発行しているので、
インフレ抑制のために金利の引き上げは、困難でしょう。

金利があがったら、国債価格が暴落、金融機関の破たん、財政破綻 ・・と
ギリシャのようになってしまいます。

事実、企業物価指数速報によると

1/14に発表した12月の企業物価指数の速報によると、国内企業物価指数は、前年同月比でプラス1.2%と3カ月連続で上昇したそうです。

海外商品市況が上昇している影響により、2008年11月以来最大の伸び幅となったようです。

品目別では、鉄鋼が前年同月比10.2%上昇し、石油・石炭製品は7.8%上昇、加工食品も3.3%、その他、非鉄金属が10.9%、スクラップ類は32.5%、電力・都市ガス・水道は3.7%上昇との事です。

テレビや新聞などで政府やマスコミがデフレと言っていますが、
これから本当に問題になるのは、食料品、原油、一次産品などの必需品の価格高騰などの深刻なインフレではないでしょうか?

2011年、課題とすべきは、インフレではないでしょうか??

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