ドローンの落下事故の話

たまにはパソコン関係以外の話でもしてみたいと思います。

ドローンという無人飛行機が悪い意味で話題になっていますね。
首相官邸や善光寺、最近だと姫路城にドローンが落下してしまったという事件が起こっています。

故意かどうかはともかく、何でドローンはこんなに落下するのでしょうか。ちょっと調べてみました。
以下のケースが多いようです。

  • モータートラブル
    ドローンは4つのローター(回転翼)を搭載しているものが一般的らしいですが、このうち1つでもローターが機能しなくなると、即墜落につながるらしいです。
  • アンプトラブル
    モーターに大電流を供給するアンプも耐久に問題があるそうです。使われているのは模型用の場合が多いらしく、耐久時間は50時間程度、なんの前触れもなく焼き切れてしまうらしいです。
  • バッテリー不良(バッテリー切れ)
    これはドローンに限った話ではないですが、バッテリーは使えば使うほど劣化してしまいます。また、温度が低ければパワーが出ないし、風が強ければ普段よりもバッテリー消耗が激しくなります。
  • 電波障害
    ドローンが使用している電波はWiFiと同じ2.4GHz帯らしいです。
    人口が密集する場所で、多くの人がWiFiを使っていた場合、ドローンの操縦に影響を与えるらしいです。

色々問題がありますね。

落下の事故が増えたこともあり、政府はドローン操縦に「第3級陸上特殊無線技士」という無線免許の取得を義務付ける方針を固めたそうです。
ただこれは、飛行範囲が狭い(5キロ以内)のドローンは免許制度の対象外だそうです。
ちなみに、5キロ以上飛ぶドローンはほとんどないそうです。

ドローン自体は画期的なものだと思います。
ラジコンとは違い、コンピュータ制御ができ遠隔操作が必要ないそうです。
空撮はもちろん、危険な場所の調査や、救難物資の配達などができます。

どんな道具でもそうですが、生活の役に立たせるか、あるいは事故を起こしてしまうかは、使う人のモラルや日頃の手入れが重要になります。
せっかく画期的な道具が登場したので、上手く使っていけるといいですね。

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