WordPress5.5から導入されたloading=”lazy”の自動挿入について

WordPress5.5からimgタグに対して自動でloading=”lazy”が付けられるようになりました。
loading=”lazy”とは、後から画像を読み込む方法のひとつで、画像がある領域に近づいた時に読み込まれるというものです。

これによりページを開くスピードを速くできるのですが、これがファーストビューにあると、コアウェブバイタルの指標の1つであるLCPを低下させる恐れがあります。
loading=”lazy”が無ければすぐ画像が表示されるのですが、これがあるとすぐに画像が表示されなくなってしまい、その結果、LCPが悪くなります。

なのでWordPressが自動でloading=”lazy”を表示することは、LCPの点では逆効果になります。
ファーストビューの画像は遅延読み込みをしたくない!という方はloading=”eager”ですぐ読み込みさせると良いでしょう。
また、別の遅延読み込みの方法を取っている場合は、WordPressのloading=”lazy”の自動表示を無効化してもいいです。
下記のコードをfunctions.phpに追記することで、無効化できます。

add_filter( ‘wp_lazy_loading_enabled’, ‘__return_false’ );

なお、WordPress5.9から2番目の画像からloading=”lazy”が入るように改良されるとの事です。
WordPressのサイトを運営していて、コアウェブバイタルを頑張っている人は注目ですね。

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