早いもので日本時間の8/19にUS OPENが始まってしまいました。
ゴルフではなくテニスです。
4つあるテニスのグランドスラム大会の1つが、毎年ニューヨークで行われるUS OPEN=全米オープンです。4つの中で最大規模を誇り、最も華やか。だけど1年の最後に行われるこの大会に、テニスファンはシーズンの終盤を感じ、少し寂しくなったりもします。
ちなみに4大会のスケジュールと、かっこつけた呼び方はこうなっています。
- 1月 全豪…オージーオープン
- 5月 全仏…フレンチオープンまたはローランギャロス
- 6月 全英…ウィンブルドン
- 8月 全米…ユーエスオープン
今回の注目ポイント
今週はそろそろ予選の週だな、と思って大会アプリをアップデートして開いてみたところ、なんとミックスダブルスの本選が始まってました。ということで、今年の注目ポイントはこちらです。
- ミックスダブルスのフォーマット変更
- 伊藤あおい本選いけるか?
通常グランドスラムは2週間かけて行われます。たった2週間で、シングルス・ダブルス・ミックスダブルスが同時並行で実施されるので、複数種目にエントリーした選手はとてつもない体力勝負を強いられます。しかも近年はどこも暑さが半端ない!そこで、かどうかは分かりませんが、ミックスダブルスを1週早く始めることにしたようです。
しかも、通常1セット6ゲームのところ4ゲームと短くなっていました。かつ、これまでダブルス専門の選手が多く出場していましたが、シングルスのトップ選手が集まってるではありませんか。
日本人は1人、大坂なおみが出場していました。パートナーはフランスのガエル・モンフィス。ダブルスが得意でないなおみと、アクロバティックなプレーのモンフィス、2人はかみ合ったのか?…残念ながら1回戦で負けてましたので、アーカイブでチェックしてみようと思います。
さて、シングルスには注目の日本人選手がいます。といっても予選を戦っているところなので、この記事を公開するころにどうなっているか分かりませんが。
伊藤あおい
– 名古屋市出身の21歳
– 世界ランク 現在82位
– 趣味:お絵かき
つい最近まで国内の大会を主戦場としていたのですが、去年あたりからめきめきと力をつけ、世界ランク急上昇。先日カナダ・モントリオールの大会では予選から勝ち上がり、世界ランク9位のイタリア人、ジャスミン・パオリーニに勝利。テニス界に衝撃を与えました。
衝撃の理由はパオリーニとのランキング差(当時伊藤は110位)だけでなく、その独特のプレースタイルにもあります。本人曰く「へにょへにょテニス」。見ればその意味が分かります。まず、他の選手がほとんど使わないフォアハンドスライスを多用。しかもほぼ棒立ちで、遊んでいるかのようなチョリンっという打ち方です。まるでやる気がないように見えて、気づいたらネットにすすすっと近づき相手の強打をボレーで仕留めます。
そのほかにも、羽子板風サーブ、ガットのテンションは41-39、などなど、「え、それで世界で戦えちゃうの?」という突っ込みどころ満載の人物なのです。しかも趣味のイラストがなかなかの腕前で、試合前のピリピリした時間もお絵かきをして過ごすという、どこまでも独特の世界を持った伊藤あおいちゃん。もし名前を耳にすることがあったら注目してみてください!