東欧の国・ポーランド。近年、経済成長で注目されているらしいですね。
そんな、投資家も熱い視線を送る国ポーランドで10月2日からピアノの祭典が始まります。そう、ショパン国際ピアノコンクールです。
5年に1度の大舞台
フレデリック・ショパンは19世紀初頭のポーランドに生まれました。ノクターンとか、英雄ポロネーズとか、日本人にも馴染み深い名曲をたくさん生み出した人です。
ショパンの功績をたたえて行われ、ショパンの曲だけを課題曲とするこのコンクールはなんと5年に1度しか行われません。オリンピックよりも頻度が低く、30歳以下という年齢制限もあるため、出場者は並々ならぬ決意で挑むんじゃないかと思います。
コロナで延期された前回大会
2020年大会はコロナウイルスの蔓延で1年延期され、2021年10月に行われました。出場者は1年も待ちながら、自分のベストの状態をキープしなきゃなりませんから、大変な思いをしたのではないでしょうか。
そんななか、日本人の反田恭平さんが2位、小林愛実さんが4位という輝かしい結果を残してくれました。反田さんは人気ピアニストでありながら指揮者でもあり、自身のオーケストラを株式会社化した実業家でもあるという、ちょっと理解が追い付かない人物です。しかも、なんと、4位の小林愛実さんとご結婚されました〜!
さらにコンクールのファイナルステージの1つ前、第3ラウンドには、”かてぃん”の名でYouTubeでも活躍する角野隼斗さんも進んでました。かてぃんさんは雰囲気がとても素敵なんですよね。でもコンクールではすごく重圧を感じたのだとだいぶ後で話してました。
大会公式ピアノには日本のメーカーも
出場者は、大会側が用意した公式ピアノのなかから好きなメーカーを選んで演奏できます。なんとなく、高級ピアノといえばスタインウェイ?と知ったかぶる私をよそに、以下の5機種が用意されています。
- スタインウェイ:モデルD-274
- ヤマハ:モデルCFX
- カワイ:モデルSK-EX
- ファツィオリ:モデルF278
- ベヒシュタイン:モデルD-282:(2025年以降)
世界最高峰の舞台に日本のヤマハとカワイが選ばれているのは、とても誇らしいですね。
2025年大会はどうなる?
世界各地の予選を勝ち抜いたり、他のコンクールで優勝したりして出場権を得た85人の精鋭がワルシャワに集います。日本からは13人も出場とのことで、それだけですごいですけど、ぜひファイナル目指して頑張ってほしいです。
お名前を知っている出場者は牛田智大さん、小林海都さん。他にも素敵な演奏が聴けるんじゃないかと楽しみです。
大会は10月2日から10月20日まで。21日〜23日は入賞者のガラ・コンサートがあります。
期間中の演奏はすべて大会公式YouTubeで連日無料ライブ配信されますので、興味のある方はアクセスしてみてください。私は週末に流しっぱなしで過ごそうかと思っています♪
Chopin Institute
https://www.youtube.com/@chopininstitute