食欲の秋に恋しくなる、揚げ物の話

つかの間の秋らしい気温に、揚げ物が食べたいと思う日が増えてきました。夏の間はなるべくさっぱりしたものを選びがちですが、空気がひんやりしてくると不思議と揚げ物が恋しくなります。衣のカリッとした食感や、できたての香ばしい香りを想像するだけで、なんだか元気が出てきます。

先日、近所で長年気になっていた唐揚げの専門店にようやく行ってみました。いつもお店の前を通るたびに「今度こそ」と思いながら入れずにいたのですが、思い切って初挑戦。驚いたのは、唐揚げが1個から買えるスタイルだったことです。お手頃でありながら、味はしっかりジューシー。やっぱり専門店の唐揚げは格別だなと実感しました。

最近は、ちょっと変わり種の揚げ物にも興味がわいています。たとえばブロッコリーの唐揚げ。お肉よりも軽くて、さっぱりといただけるのでとてもおすすめです。まだ出回る量は少ないのですが、これから秋冬にかけておいしくなってくる野菜なので、旬を迎えた頃にまた作りたいと思っています。

ただし、揚げ物といえば最大の課題が「油の片付け」。最後に待っている後片付けのハードルは高く、なかなか慣れることができません。少量の油で揚げられるよう工夫したり、専用の処理グッズを使ったりと試行錯誤していますが、「片付けがもう少しラクだったら、毎日でも揚げ物を作りたいのに」と思ってしまいます。

それでもやっぱり、揚げ物は食卓に笑顔を運んでくれる料理。これからの季節、少しずつ新しい食材やレシピを試しながら、自分なりの“お気に入りの揚げ物”を増やしていきたいです。

トラックバックURL