秋から冬にかけて楽しむ、さつまいものおいしい活用術

焼き芋が美味しい季節になりましたね。朝晩の空気がひんやりしてきて、温かくて甘いものが恋しくなるこの頃。そんなとき、自然と手が伸びるのが“さつまいも”です。

おすすめのさつまいも料理

今回は最近自宅で作ったさつまいも料理をいくつか紹介します。

まずおすすめしたいのが、さつまいもの千切り揚げ。細く切ったさつまいもをそのまま油でカラッと揚げるだけで、パリパリと軽い食感が楽しいおやつになります。揚げたてに少し塩を振ると、芋本来の優しい甘みがより引き立ちます。屋台の揚げパスタのような感覚で、シンプルなのに手が止まらない一品です。

スイーツでは、さつまいものパウンドケーキを焼いてみました。角切りを混ぜ込むのも良いですが、薄く輪切りにしたさつまいもを並べて焼くと、断面がきれいに仕上がります。生地の中でホクホクとした芋の甘さが広がり、紅茶との相性も抜群です。焼きたてはもちろん、翌日しっとり落ち着いた味わいになるのも楽しみのひとつです。

さつまいもは秋冬にうれしい栄養がたっぷり

いろいろ作ってみて感じたのは、見た目以上に「腹持ちがいい」ということ。これは、さつまいもにバランスよく含まれる食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素が関係しています。

まず注目したいのが食物繊維。腸の動きを整え、体の巡りのよい健やかな状態をサポートします。満腹感を得やすいため、食べすぎを防ぎ、冬にありがちな「間食が増える悩み」にも効果的です。

さらに、さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているため熱に強く、加熱しても壊れにくいのが特徴。寒さや乾燥で弱りがちな体のコンディション維持や肌の調子をサポートし、健やかな毎日や美肌づくりに役立ちます。カリウムも豊富で、体にたまった余分な塩分を外に出し、むくみを防ぐ効果が期待できます。

また、さつまいもの自然な甘さでお菓子などの砂糖の使用量を控えることができるのも魅力です。

秋から冬にかけて旬を迎えるさつまいも。焼き芋や干し芋はもちろん、寒い日のティータイムや夕食の一品に、ぜひ取り入れてみてください。

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