映画「落下の王国 4Kデジタルリマスター」を観てきました

映画「落下の王国 4Kデジタルリマスター」を観てきました。
『落下の王国(The Fall)』は2008年に公開された作品ですが、配信サービスでも扱いがなく、DVDなどのの流通もほとんどないため、これまで観たくても観る手段のない映画でした。そんな作品が今月、4Kデジタルリマスター版として期間限定でリバイバル上映され、念願叶ってようやく鑑賞できました。

私がこの作品を知ったのは、2020年に開催された「石岡瑛子展」です。
デザイナー・石岡瑛子が衣装を手掛けていると知って以来、ずっと気になっていたのですが、今回スクリーンで観てみて改めてその魅力に圧倒されました。
奇抜で大胆なデザインの衣装なのに、実際のロケーションに驚くほど自然に馴染んでいるんですよね。普通なら背景から浮いてしまいそうな造形なのに、壮大な景色と互いに引き立て合っていて、その完璧なバランスに思わず見入ってしまいました。

さらに魅力的だったのが、ロケーション撮影です。落下の王国ではCGを極力使わず、4年の歳月をかけて20カ国以上でロケを行った作品としても有名です。各地の自然や建造物がそのまま画面に焼き付いており、CGでは再現できない空気の質や色の奥行きが感じられます。

特に今ではAIによって誰でも簡単にあらゆる映像が作られる時代になりましたが、だからこそこの映画のような「本物が持つ圧倒的な美しさ」は失われずに残ってほしいと強く思います。

最近はリバイバル上映が流行っているのか相次いでいるので、別の作品もどんどん上映してほしいところです。特に、石岡瑛子が美術監督の映画「MISHIMA」なんかも、スクリーンで観られる機会が来てほしいな〜と密かに期待しています。

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