実はこれまであまり意識してこなかったのですが、ここ最近で一番はっきり違いを感じた食材があります。それが春キャベツです。
今月の初め頃までは、店頭に並ぶのはほとんどが冬のキャベツでした。
それがここ最近は気温も20度近くまで上がる日が増えて、売り場の雰囲気も少しずつ変わってきた気がします。そして今週、ついに春キャベツを見つけて思わず購入しました。
春キャベツと冬キャベツの違い
春キャベツは見た目からして全然違います。
まず冬キャベツは、葉がぎゅっと詰まっていて全体的にずっしりと重く、手に持ったときの密度感があります。外葉もしっかりしていて、包丁を入れたときの感触も少し硬めです。
それに対して春キャベツは、つぼみのように縦方向へふんわりと巻かれていて、軽く押すと空気を含んでいるような柔らかさがあります。収穫のタイミングによっては、葉が開き気味のものもあるそうです。
冬キャベツは“煮込み向き”でしっかり食感
冬キャベツは丸ごと一玉カットして、もやし・人参・きのこ類と一緒に冷凍保存していました。
その日あった豚こま肉とコーンを一緒に鍋で煮込み、にんにくと胡麻油で香りをつけたら味噌ラーメン風スープに。
しっかり火を通しても形が崩れにくく、食べごたえがあるのが特徴です。
煮込むことで甘みも出て、スープとの相性もよく、野菜たっぷりでもしっかり満足感がありました。
「とりあえず煮る」みたいな使い方でも成立するのは、冬キャベツならではだなと感じます。
春キャベツは“軽く火を通す”のがちょうどいい
一方で春キャベツは、火の通りがとても早いです。
焼きそばに入れてさっと炒めるだけで、色味も鮮やかなまま仕上がり、食感もやわらかくてとても食べやすいです。
火を入れすぎるとすぐにクタッとしてしまうので、一番最後にいれて「軽く火を通す」くらいがちょうどいい印象でした。
シンプルな副菜が一番美味しい
最近気に入っているのが、シンプルな副菜です。
フライパンにカットした春キャベツと少量の水を入れて軽く蒸し、ザルにあけて水気を絞ったものに麺つゆと鰹節(たっぷり)を和えるだけ。
やわらかい食感と、ほんのりした甘みがめんつゆとよく合って、いくらでも食べられます!
むしろ手を加えすぎないほうが、春キャベツの良さがそのまま出る気がします。
さらにもうひとつ、同じくらいシンプルで気に入っているのが、生の春キャベツをざく切りにして塩昆布で和えるだけの一品。
こちらは水分が出やすいので、和えてしばらく置いたら水気を切るのがポイントです。
シャキッとした食感に塩昆布のうま味が合わさって、これも箸が進みます。
春キャベツは栄養的にも“軽く食べやすい”
春キャベツは水分が多く、ビタミンCなどの栄養も含まれていています。
加えて、キャベツに多く含まれるビタミンU(キャベジン)は胃の粘膜をサポートするといわれています。
生でも食べやすく、軽い加熱でも取り入れられるため、栄養を活かしやすいのもいいところです。
季節によって変わるキャベツの特徴を知ると、料理の楽しみ方も少し広がる気がします。
その時期ならではのキャベツを、うまく取り入れていきたいと思います。





