2013年はどんな年になるのでしょうか? 2013年経済展望

2013年 明けましておめでとうございます。:nezumi2:

昨年末、野田総理が解散、そして選挙を宣言して以来、自民党の勝利を予想して
安倍自民党総裁の掲げる金融緩和、円安、補正予算を期待して株価は23%も急上昇しています。

でもそんな株価の急上昇と裏腹に年末年始の景気は冷え込んでいるように感じます。

年末のホームセンターや食品スーパーの客数が昨年より減っている気かします。
また、年末の道路も空いていていつもより交通量が減っている気がします。

では、2013年はどんな年になるのでしょうか? 2013年を推察したいと思います。

2013年経済展望

前期のように解散、選挙から年末まで株価は、急上昇しています。

年明けの相場もアメリカの財政の壁転落の回避も重なってか?
300円近く値上がりし、日経平均はリーマンショック以前の株価まで回復しています。

2013年、これからも経済回復は続くのでしょうか?
確かに国民が安倍新政権に期待する課題は経済の回復でしょう。

安倍総理は選挙中言っていましたが、日銀に圧力をかけ、円を印刷してマネーをもっと市場に放出することによってデフレ状態を脱し、日本経済の回復へと向かわせる考えです。

この考え方は、安倍総理が経済担当の内閣参与に起用したイェール大学の浜田宏一名誉教授によるものだそうです。

金融緩和のレベルが問題

とにかくデフレを解消する事が最重で、インフレ目標2%を目指して、今までとは次元の違う金融緩和を行う考えです。
金融緩和というと危険な印象はないのですが、これからやろうとしている金融緩和は、今までバブル崩壊以降の自民党政権や民主党も行わなかった禁じ手です。

日本経済再生に向けた緊急経済対策として20兆円規模を計画しています。
アメリカでも「財政の崖」が問題になっていますが、
1,000兆円を超える借金があり、毎年増え続けている日本にとって、さらに多額の借金を重ねのはかなりのギャンブルです。

確かに、日銀に圧力をかけ円を増刷すれば、円の価値が下がってデフレからインフレモードに転じ、為替も円高から円安方向に誘導できるかもしれません。
そして、大胆な借金で大胆な経済対策を行えば、経済は一時潤うでしょう。
株価は、その未来を予見して大きく上昇するでしょう。

ここまでは、経済学者も政治家も想像の範囲なのに、どの政権もこのレベルの施策は行わなかったのは何故か?

禁じ手には危険はないのか?

デフレからインフレに転じ、円高から円安に転じた先に何があり得るのか?

問題になるのは、
インフレを目標とする2%にコントロールできるのか?
ハイパーインフレに向かわないようにコントロールできるか?

さらに、行き過ぎた円安にならないか?

一番大きな問題は、金利が上昇しないか?
金利が上がれば、多額の借金を抱える日本は、多額の利子で破局を迎えます。:cat_6:

ギャンブルは負けた時には悲惨です。

ギャンブルが成功するか?どうか?分かりませんが、
2013年の前半は、経済成長が期待できる気がしますが、
もし、ギャンブルがコントロールできなければ、2013年の後半は大変な事態が待っているかもしれません。

行き過ぎたインフレにならないか? 金利が上がらないか?

注意して見ていく必要がありそうですね。

それでは、2013年良い年になるといいですね。:sayonara:

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