アジアの主要都市で発生しているバブルは、どうなっていくのでしょう。

日本では、バブルの崩壊以後、20年以上もデフレが続いています。
アベノミクスの大きな目標の1つは、デフレの脱却ですね。

過去20年は、日本にいると物価の値上がりインフレを感じることが少なく
若い世代は、インフレを経験したことなく社会人になっていきます。

でも今、アジアでは、いたるところで、バブルとも言えるインフレが続いていつようです。 日本を除く、アジアの主要都市では、不動産価格やオフィスの価格が急騰しているようです。

バブル期の日本と同じような状態がアジア各地で起こっているようです。

リーマンショック以後、アメリカの量的緩和マネーによる不動産への投機によって、
アジアの都市の不動産が値上がりしているようです。

東京の不動産価格と比較して シンガポールは、東京の10倍、北京は3倍、香港は1.3倍の価格になっているそうです。:yaba:

いくらシンガポールがアジアの世界金融の中心といっても、実際の需要だけで、こんな価格にはとてもなりません。

シンガポールは、タックス・ヘイブンや富裕層への税金を安くする政策で、世界の金持や大手銀行、ヘッジ・ファンドが集まってきています。

でも、いくら国にお金が集まっても、これではシンガポールの国民はインフレに押しつぶされてしまいますね。 シンガポールでは、物価高に反対する市民デモが起も当然かもしれません。

中国の不動産バブルは、どうなるのか?

中国では、リーマンショックの2008年以降も、中国70都市の住宅価格は25%も上昇しているそうです。

中国では、政府のリーマンショックに対する金融対策と不況対策で、巨額のマネーが増発され、さらには、地方政府の影の銀行といわれる理財商品、信託商品を使った公共投資として不動産開発が行われ、地方都市の不動産価格を急速に押し上げました。

2014年!中国のは経済成長が減速し、不動産価格も下落を始めています。

昨年ぐらいから中国の地方都市で開発に失敗して、ゴーストタウンになった地域やショッピングモール、売れないマンションなどの情報がでるようになってきました。

2014年には、中国全体でも不動産の下落が始まっているようですし
2014年の経済成長率でも減速が発表されています。

いったん不動産の下落が始まると、2015年、2016年とどこまで下がっていくのか?

どこかでバブルがはじけて、暴落が始まるだろうと思います。

アメリカのFRBの量的緩和第三弾が停止したらどうなるのか?

今後、アメリカのFRBの量的緩和第三弾も停止が予定されています。

アメリカからアジアの新興国に投資された量的緩和マネーが止まったら、アジア各地で不動産バブルが弾けるのかもしれませんね。

もしかしたら、量的緩和第三弾の停止前に、
ワールドカップが終わる頃、一波乱来るかもしれませんね:sayonara:

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