インフレは家計は耐えられるのか?

Takaです。世界中でインフレが続いています。
日本でも秋からさらに、追加の値上げがニュースになっています。

インフレは、家計にどんな影響をあたえるのか?考察してみたいと思います。

日本の家計の所得構造(2009年統計)

日本の家計の所得構造は、以下のような状況のようです。

所得の階級     世帯構成比
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・200万円未満  19.5%(1033万世帯)
・200~400万円  27.2%(1442万世帯)
・400~600万円  18.9%(1001万世帯)
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・600~800万円  13.3%( 705万世帯)
・800~1200万円 14.1%( 742万世帯)
・1200~1800万円 5.7%( 302万世帯)
・1800万円以上  1.6%( 85万世帯)
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1980年代までは多かった専業主婦は30%に減り、70%の世帯は共稼ぎという状況のようです。2人が働いて世帯所得の平均は、547万円です。

所得の分布では、547万円の平均以下の世帯が61.1%です。

母子家庭も130万世帯に、30年で1.7倍に増えているそうです。

2009年の統計ですので、現在は、これより悪化していると思われます。emoji482.gif

このような家計の現状にインフレが加速した場合、日本はどうなるのか?

現実問題として、インフレ下で所得の増加が見込めないとなると
今の所得構成では所得の高い家計世帯を除き、家計は、節約志向に舵をきる可能性が高いかと思います。

人口減と老齢化でただでさえ成長できない日本が、さらなる家計の節約は消費を減らし、内需中心の企業の業績を下げるという負のスパイラルに向かう可能性が高まっていますね。
来年以降は、リセッション、さらに恐慌へと進んでいくのでしょうか?
みなさんは、どう考えますか?sayonara.gif

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