Webを高速化するためにGoogleが開発した『WebP(ウェッピー)』とは?

モバイルのWebページの表示を高速化するGoogleのプロジェクトとして注目されているAMPですが、その高速表示を実現している技術としては、以下のような手法によるようです。

1、AMP用CDNサーバーでのキャッシュによる高速配信
2、AMP仕様によるレンダリングの高速化
3、検索結果ページでのAMPページの先読み
4、画像の最適化

4の画像の最適化の手法として、Googleが開発した『WebP(ウェッピー)』がありますが
『WebP』とは、そんな技術なのでしょうか? ちょっと調べてみました。

ウィキペディアには、以下のように書かれています。

2010年9月30日に仕様が公表され、各種ツールと共に提供が開始された。
ウェブサイトのトラフィック量軽減と表示速度短縮を目的としており、インターネットのWebページで広く使われている非可逆圧縮のJPEGや可逆圧縮のGIF、PNGの置き換えを意図する規格である。
JPEGとは異なり、非可逆圧縮でもアルファチャンネルを扱える。
画像圧縮については動画規格WebMのベースであるVP8ビデオコーデックの技術を利用しており、コンテナ形式としてRIFFを採用している。
コンテナの部分を除くと、非可逆のWebPは1フレームのWebMである。

何か?よくわかりませんね。


インターネット上でホームページを閲覧する場合、遅延の要因として画像のダウンロード時間が大きいと思います。
Googleの調査では、現在Web上のトラフィックの65%を画像が占めているそうです。
画像のファイルサイズを小さくするために、画像は通常圧縮された形式で使用されます。
画像形式としては「jpg」「jpeg」「png」「gif」などが有名ですね。

『WebP(ウェッピー)』とは?

WebPは、Googleが開発した圧縮形式で、上記の「jpg」「jpeg」「png」「gif」の形式よりもファイルサイズを小さくすることを目的としています。
読み方は、Weppy=ウェッピーで、拡張子(.webp)と表示されます。

Googleの開発した『WebP』には、以下のような特徴があるようです。


◇ 可逆 / 非可逆圧縮が可能(変換した場合に元のファイル形式に戻せる)
◇ 透過が可能(透明度を指定できる)
◇ アニメーションに対応できる
◇ カラープロファイル対応している
(デバイスの違いを極力少なくし、一貫して同じ色で取り込み、表示、印刷に使用できる)

上記のような画像に求められる基本的な機能を備えていて、幅広い用途で利用できるように作られているようです。

次世代の画像形式ではあるようですが・・

この新しい画像形式『WebP』は、現在、Gmail、YouTube、Google Drive、Picasa、Play Magazines、Image Search、Chrome Web Storeなどがサポートしており、
Facebookもサポートを始めまたようです。

また、WebPに対応しているブラウザとしては
Chrome、Opera (12.0)、Android Browser (4.2)、Chrome for Androidなどがあるようです。


次世代の画像圧縮形式としては、『WebP』は有望と思えますが
もう少し、『WebP』への対応の普及を待つ必要がありそうですね。sayonara.gif

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