(2)Amazonが世界の小売と流通の頂点にたつ未来が来るのかも?

前回、Amazonの急成長によるアメリカでの脅威を書きましたが
今月、かつては、カテゴリーキラーとして成長してきたトイザらスが、約440送円の債務破産に追い込まれたと報道されました。

前回記事はこちら
→ (1)Amazonが世界の小売と流通の頂点にたつ未来が来るのかも?

トイザらス破産

トイザらスは、ネットで買い物をする消費者への対応のため、約110億円もデジタル事業に投資したにもかかわらず、Amazonやウォルマートとの競争に敗れました。

これは近い将来起こるであろう日本の小売業の破たんを想像させる事実だと思われます。

超巨大な百貨店Amazon

Amazonには、1億品目の商品が出品されているそうです。Amazonは超巨大な百貨店です。

世界中で百貨店が衰退しています。
でも唯一売上も利益も伸ばし続けている百貨店があります。品揃えも価格も世界一の百貨店。
それは、Amazonです。

ヤマト運輸:Amazon向け運賃を4割超値上げ

ネット通販の王者であるAmazon・ジャパンの宅配便数は、年間3億個にものぼり、このうち4分の3にあたる2億2000万~3000万個をヤマト運輸が、残りを日本郵便が運んでいる状況との事です。
そしてついに、Amazonの急成長による荷物の増加と再配達などによるコスト増により、ヤマト運輸の労働現場がパンクしましたね。

ヤマトがAmazonに対して、現状の1.7倍への値上げを要請していたようですが、
昨日の日経の記事によると、ヤマト運輸は、Amazon向け運賃を4割超値上げで合意の方向に向かっているようです。
ヤマトが扱う荷物の1~2割をAmazonが占めているそうですが、運賃は全体平均の半分の280円前後だそうです。それを値上げにより400円台以上にする方向で最終調整しているそうです。

Amazonは、短期的にはヤマトの要求を飲まざるを得ない状況でしょうが、Amazonから見ると、値上げは本意ではないでしょう。

Amazonは、物流から運送、小売の全分野を掌握する事

消費者からは見たAmazonは、世界一の品ぞろえと価格を持つ巨大な百貨店ですが、ビジネスモデルとしては、物流から運送、小売の全分野をターゲットとしています。

Amazonはヤマトの値上げ問題と前後して、新しいサービスを次々に発表しています。
ひとつは有料会委員向けの即時配達サービス「プライムナウ」の拡充、もうひとつは、生鮮食料品の配送サービスである「Amazonフレッシュ」です。

ヤマトの値上げは、もしかすると、ネット通販企業による自社配送網拡充のきっかけとなるかもしれませんね。

今回は、値上げを受け入れましたが、近い将来、ヤマト運輸を超える運送の機能をAmazonが自社で構築し始めるかもしれません。

次回は、Amazonが日本の小売業に与える影響を考察してみたいと思います。sayonara.gif

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