日本のキャッシュレス化は進むのか?

takaです。いよいよ明日から、消費税が10%に増税されます。
弊社も消費税変更作業に追われていますが・・・cat_6.gif

消費税の増税にあわせて、消費の冷え込みを抑える為に、国が進めるのが「キャッシュレス・ポイント還元事業」です。

消費税が8%から10%へ増税されることに合わせ、キャッシュレス決済を利用した消費者に対してポイント還元などで負担を軽減するというものです。

これにより「2025年までにキャッシュレス比率40%」にするという目標が掲げられています。
2020年の東京オリンピックまでにますますキャッシュレス決済を普及させようという意図もあるようです。

世界的のなかで日本のキャッシュレスの実態は?

キャッシュレス化において遅れをとっていると言われている日本ですが、海外に目を向けてみると、主要国では、どれぐらいのキャッシュレス決済比率になっているのでしょうか?

経済産業省の発表データ(2018年4月)によると、日本のキャッシュレス比率は18.4%であり、主要各国よりもキャッシュレス化が遅れているのが現状のようです。

2015年時点のデータから算出された各国のキャッシュレス決済比率では、韓国が89.1%に達しており、際立った進展しているようです。中国も60.0%と高くキャッシュレス大国と言われています。それに続く形で、カナダ55.4%、イギリス54.9%、アメリカ45.0%となっているようです。

先進国の中でも、日本の18.4%というキャッシュレス決済比率は極めて低い状況のようです。同水準の先進国としては、ドイツの14.9%だけとなっています。

日本とドイツの共通点としては、貨幣(現金)の信用が高い事があり、キャッシュレス決済比率が上がらない要因にもなっているようです。

世界的に見ても、キャッシュレス決済比率が40~60%に到達しており、日本が相対的に低い水準にあることは間違いないようです。

(金融庁の試算によると、口座振替・銀行振込まで含めたキャッシュレス比率は54.4%であり、半分を超えているという統計もあるようですが・・)

「キャッシュレス決済」について考えてみる

今回は、この「キャッシュレス決済」について考えてみたいと思います。

「種類が多すぎて、よく分からない」というのが、ほとんどの日本人が感じている事ではないでしょうか?

それでは最初に「キャッシュレス決済」には、どんな種類や手続きがあるのか確認してみます。

キャッシュレス決済の種類

キャッシュレス決済で、代金をいつ支払うか?で、支払方法が「前払い」「即時払い」「後払い」の3種類にわかれます。
「前払い」のことを「プリペイド」、後払いのことを「ポストペイド」と言うそうです。

「プリペイド」については、あらかじめ購入・チャージした残高の範囲内で決算できて、利用金額に応じてポイントが貯まりますね。

プリペイドカードについては、nanacoやWAON、Suica、クオ(Quo)カードなど、既に多くの人が利用しており、利用方法については問題ないと思いますが、利用できる店舗が限定されるのが問題と思えます。

キャッシュレス決済の普及率を上げるためには「即時払い」「後払い」の決算方法の普及が必要と思われます。

どのような方法で支払うか?

キャッシュレス決済で、どのような方法で支払うか?という点が普及率を上げるうえで最大の問題と思われます。

どのような方法で支払うか(決済方式)については、「①磁気カード」「②磁気カード」「③接触ICカード」「④バーコード」「⑤QRコード」大きく5つの種類があるようです。

①~③の決済方法は、「クレジットカード」「キャッシュカード」「Suica(スイカ)」「nanaco(ナナコ)」などが普及していますね。

「④バーコード」「⑤QRコード」については、どちらが?コードを生成するか/読み取るかで2パターンあるようです。
客側のスマートフォンで、コードを表示し、店舗側の端末で読み取る「利用者提示・店舗読み取り型」と、店舗側でコードを表示し、利用者側のスマートフォンで読み取る「店舗提示・利用者読み取り型」の2パターンです。

これからキャッシュレス決済の普及率を上げるうえで、「④バーコード」「⑤QRコード」が普及するか?
「利用者提示・店舗読み取り型」か?「店舗提示・利用者読み取り型」のどちらが愚給するのか?が鍵になりそうですね。

次回は、「④バーコード」「⑤QRコード」のキャッシュレス決済について、考えてみたいと思います。sayonara.gif

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