デザインツールは数多くありますが、「作業のスピード」と「仕上がりのクオリティ」を同時に引き上げてくれる機能は、実はそれほど多くありません。そんな中で、フィグマのベクター化(ベクター編集機能)は間違いなく“当たり”の機能です。まだしっかり使ったことがない方は、少しもったいないかもしれません。
まず前提として、フィグマは単なるUIデザインツールではありません。ベクター編集に関しても、専用ツールにかなり近いレベルまで進化しています。それがブラウザで動くというのも、改めて考えるとすごいことです。
とにかく直感的に触れる
フィグマのベクター編集が優れている理由のひとつは、「迷いにくい操作性」です。ペンツールでパスを引くこともできますし、図形から直接編集することもできます。ノードの追加・削除やハンドルの調整も、とても自然に行えます。
「今どのモードだっけ?」と悩む時間がほとんどないので、作業に集中しやすく、そのまま効率アップにつながります。
図形からのベクター変換がスムーズ
矩形や円などのシェイプをワンクリックでベクター化し、そのまま細かい調整に入れる流れがとてもスムーズです。アイコン制作やちょっとしたイラストであれば、別のツールを開く必要がありません。
「軽く作るつもりだったのに、気づいたら完成していた」ということも、自然と起こります。
Boolean演算との相性がとても良い
フィグマの強みであるBoolean演算(合成・切り抜きなど)とベクター編集は、非常に相性が良いです。形をざっくり作ってから削る・足す・整えるといった流れが、ストレスなく行えます。
その結果、「ラフから仕上げまで」の距離がぐっと短くなり、全体のスピード感が大きく変わります。
UIデザインと一体で扱える
大きなメリットとして、アイコンや装飾パーツをその場で作り、そのままUIに組み込める点があります。書き出しや再読み込みといった手間がなくなるため、作業の流れが途切れません。
「作る」と「配置する」が分断されないのは、想像以上に快適です。
Illustratorが不要になるわけではないけれど
もちろん、複雑なイラストや印刷用途では専用ツールの出番もあります。ただ、日常的なデザイン業務の多くはフィグマだけで完結するケースも増えています。
むしろツールを行き来するコストの方が、無視できないレベルになってきています。
まとめ:まずは気軽に触れてみてください
フィグマのベクター機能は、「知っている」だけではもったいない機能です。実際に触って、ショートカットや操作感を体に覚えさせることで、作業の感覚が一気に変わります。
- アイコンを1つ作ってみる
- 既存のSVGを少し編集してみる
- 図形を分解して遊んでみる
まずはこのあたりからで十分です。気づいたころには、手放せないツールになっているはずです。





