1/26のYahoo!検索 Index Updateから1週間が経過しましたが、
その後の観測結果の一部をご報告いたします。
1、TDPの復活と再発動
1/26のYahoo!検索 Index Updateでの順位変動は、当然の事として、
TDPからの復活と 1度はTDPから復活したサイトが
再度TDPの判定を受けるケースが発生しています。
また、以下に例をあげるように明らかな異常な順位変動が観測されています。
2、明らかに異常な順位変動
<昨年閉鎖したサイトがUpdate後、上位表示される怪現象>
1/26のYahoo!検索 Index Updateから明らかに異常な順位変動が一部で発生しています。
以下のグラフは、2009年12月末にサイトを閉鎖したサイトの検索順位の推移です。
当然のことながら、サイトを閉鎖していますので、サイトクローズ時より、
Yahoo!、Google、Bingの検索順位は下落します。
グラフでも、Google、Bingは、1月中旬の段階で100位圏外に検索順位が落ちています。
(ここまでは正常)
ところが、Yahoo!は、1/25までは、下落傾向(正常)にあるものの
1/26のYahoo!検索 Index Updateから、サイトクローズ前の順位に急上昇(異常)しています。
閉鎖したサイトの順位が、2位に! 12月中旬時の閉鎖前の順位に戻りました。
同様のケースが、12~1月に閉鎖した複数のサイトで発生しています。
上記のケースでは、閉鎖サイトという事で、問題が表面に出ましたが、
影響範囲は分かりませんが、上記のような現象が、閉鎖サイト以外でも一部で発生しているものと
思われます。
おそらく、1/26のYahoo!検索 Index Updateで、
YST側の古いキャッシュで、順位付けが行われているのが原因と推測しています。
3、YSTキャッシュの更新頻度の異常な遅さ
また昨年は、YSTのキャッシュの先祖がえりなどの怪奇現象もたびたび観測されていましたが、
もう1つ上記の問題と関連していると思われる問題として、
YSTのキャッシュ更新が異常に遅いという状況が続いている事があります。
日Yahoo!やサイトエクスプローラのキャッシュが、毎日更新されているようなサイトでも
YSTのキャッシュ更新は、2週間に1度ぐらいの遅い更新頻度となっています。
今後、Bingに切り替わるまで、YSTの更新頻度は、遅いままになる可能性もあるかと思います。
4、米日のIndex Update更新の整合性に問題があるのでは?
BINGへの移行が決まる前のYahoo!であれば
米YST Index Update → 順位変動 → 日Yahoo!更新 → 順位変動、順位確定という流れで、
米Yahoo!と日Yahoo!更新に一定の連動性があった。
しかし、最近のYahoo!は、日Yahoo!単独、米Yahoo!単独というように、
更新の連動性が途切れています。
日Yahoo!単独の場合は、順位変動に使われるページのキャッシュは、
日本側の比較的最近のページキャッシュが使われるので、日付による問題は、小さいと思われます。
しかし、今回のように米Yahoo!単独更新で、なおかつ、YSTのキャッシュ更新が遅いという条件では
上記2のように、YSTの古いキャッシュ情報で、順位付けが決定してしまう事になります。
このため、12月中旬~1/25ぐらいの間に、TDPから脱したサイトが、
1/26 Yahoo! Index Updateで、再びTDPに戻るという現象が発生しているのではないでしょうか?
今回(2)のような異常な順位変動がどの程度の範囲で発生しているのか不明ですが
一刻も早く、日Yahoo!の更新も同期して行って欲しいと思います。
みなさんは、どう考えますか?
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