AviUtlからAfterEffectsへの移行時の備忘録


これまではフリーソフトのAviUtlを利用して映像を制作していたのですが、
読み込めるメディアのサイズが小さかったり、エンコードがうまくいないことがあったりと
不満点が増えてきたので、AdobeのAfterEffectsに移行することにしました。
今回はAviUtlからAfterEffectsへの移行時の備忘録について紹介いたします。

Adobe CCプランの契約

もともとPhotoshopプランを契約していましたが、
AfterEffectsを利用するにあたって、コンプリートプランへクロスグレードしました。
画像編集は必須なのでPhotoshopが必要なのはもちろんのこと、
AfterEffectsではパスを多用するので、illustratorも必要かなと思い、CCプランへ移行しました。

プラグインを揃える

AviUtlはフリーの映像編集ソフトですが、拡張性が高く、
拡張プラグインをいろいろな人が無料で公開してくれています。
私も片っ端から使えそうなプラグインを入れていたため、
AfterEffectsでそれを再現しようとなるとなかなか大変な作業(費用もかかります)になります。
ここでは私も導入した、最低限必要なプラグインを紹介します。

Pixel Sorter 3

AfterEffectsはグリッチ系のエフェクトに弱く、
標準で装備されているが「VR デジタルグリッチ」しかありません。
Pixel Sorter 3はAfter Effects & Premiere Pro対応のピクセルソート・グリッチツールで、
指定の範囲内の色をランダム配置したり、ループすることでグリッチを表現することが出来ます。

Flow

自由にイージングカーブを作画できるプラグインです。イージング自体は標準装備されていますが、パターンからしか選べないのと3Dカメラ内で使用できなかったりするので、必要かなと思います。使っているか方も多いです。

CuttanaNir2

CuttanaNir2はテキストを分解して文字を書き順通りに出現させるAfter Effectsスクリプトです。言わずもがなですね。

TextBox 2

必須かどうかでいうとそこまで必要性は感じませんが、
あるとかなり便利なプラグインです。
テキストに背景を自動で設定してくれるので(しかも同レイヤーで)
アニメーションをつけやすいのと、タイムラインが汚れないのがいいですね。

【After Effects】自動でフェードイン・アウト

簡単にフェードイン・アウトのアニメーションを作れるAfterEffects用プリセットです。

まだまだありますが、とりあえずプラグインの紹介はこれくらいにします。

AfterEffectsを使ってみて気になる点

AviUtlできることはほとんどAfterEffectsでも出来るので大きな不満点はありませんが、
数点気になるところがあります。

BPMでタイムラインを制御できない

一番大きい不満点です。
別途BPMを指定して、1拍ごとにテキストが切り替わるプラグインを入れて調整しています。

中心点がよくずれる

アンカーポイントで中心点を設定できるのですが、
テキストだとかなりの比率でずれます。
調整に地味に時間がかかるので何とかしてほしいです。

メモリ不足でたまに落ちる

メモリを64GB積んでいるんですが、それでもたまにおちます。
だいたい50GBくらい常に読み込んでいる状態です。
Ctrl+Sを定期的にする習慣が必要です。

移行した感想

ノイズなどエフェクトは本当に優秀で、移行してよかったと思います。
また、逆に数が多いこともあり、エフェクトの把握には時間がかかりそうです・・・。

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