2011年 経済展望(1)   2011年緩やかな経済成長って本当??

明けましておめでとうとざいます。
takaです。

2011年の最初のブログは、今年一年の経済状況を展望してみたいと思います。

2011年、ほんとうに緩やかな経済成長が望めるのか?

年明けの新聞を見ると、経済評論家や経営者が2011年の経済予想を述べています。

その予測を大きく見ると、
2011年は、1~2%の経済成長、平均では、1.5%程度のGDPの成長を予測している人が多いようです。

はたして、専門家と言われる人が言うように今年は緩やかな成長が期待できるのでしょうか?

個人的には、悲観主義者ではないつもりですが
今年は、大きな経済危機やクラッシュが起こる確立が高いように思っています。

リーマンショック以来、世界各国は、巨額の財政出動を行ってきました。
財政出動と言うと聞こえが良いですが、世界各国で通貨を恐ろしいほど増札し借金を積み上げています。

アメリカのFRBや日銀やヨーロッパ連銀は、危険すぎる程の金額を拠出しています。

各国が借金で拠出したマネーが民間の設備投資に回れば良いのですが
そのお金は、実態経済には向かわず、株式市場や債券市場の博打に使われ、一時的に年末から年初の株価は、実力以上に高くなっているようです。

日本では

その間も日本の借金は、特に致命的と思えるほど巨額に積み上がっています。
その累積額は、GDP(約476兆円)の2倍にもなっています。
個人であれば、既に多重債務者みたいな状態で返済は不可能でしょう。

国ばかりでなく県や市町村レベルの債務も巨額になってきています。
夕張市のように破綻が表面化しそうな市町村も増えているようです。

将来の経済成長が見込めれば、借金の問題も先延ばしできるかもしれませんが
高齢化が急速に進み、人口減にも直面している状況下では、消費税の大幅な増額ができなければ
日本の財政破綻は、もはや時間の問題だと思われます。

国内の状況は、とても経済成長を望める状況とは思えません。

海外はどうかというと・・ヨーロッパでは

ヨーロッパーでは、ユーロが崩壊の危機が続いています。

アイルランド、ギリシャの財政破綻に続き、ポルトガル、スペイン、イギリス、イタリア・・などの南欧諸国も危機に直面しています。

ヨーロッパ諸国は、統一通貨ユーロでつながっていて、運命共同体です。
危機に直面している国を支えきれなければ、比較的財政が健全なドイツなどの銀行にも連鎖するでしょう。

ギリシャやアイルランド、南欧で、デフィルトが発生しないように何とか支援していますが
問題を先を先送りしているだけで、問題の本質は改善されていません。

今10年ものギリシア国債は、デフォルトでの未回収率を30%として計算されていて、買う側は保険CDSを掛けて買っているようです。
いつまで耐えられるのか?疑問です。

アメリカは

アメリカは、リーマンショック以後の危機をFRBの巨額な拠出で先延ばししています。

FRBは、米国債や価格が下がった住宅ローン担保証券を買い支えています。
その額は200兆円を超えていると言われています。
さらに簿外で多額の債務保証を行っているとも言われているようです。
FRBは、完全に債務超過です。きっと・・

日本のバブル崩壊時にも問題になった巨額な債務の飛ばしを行って延命が続いていると思われます。

日本は、バブル崩壊から20年以上も経済は回復していません。

サブプライムローンなどアメリカの不動産バブルの崩壊は、日本のバブル崩壊より
はるかに規模が大きなものです。
とても数年で経済が回復軌道に戻るとは考えられません。

今の状況を冷静に見れば、

今の状況を冷静に見れば、今年は、緩やかな経済成長が続く確率より
世界のどこかを起点とした世界的な経済危機や国内の財政破綻の表面化する確立の方が高いように思えます。

次回に続く・・

 

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