シェールガス革命って?

takaです。最近、新しいエネルギーが脚光を浴びています。

そのなかで「シェールガス革命」という言葉を目にします。

革命と言うぐらいですから、大きな変化なのでしょう。
今回は、シェールガス革命について調べてみましょう。

シェールガスとは?

シェールガスは、シェール(頁岩)層の固い岩盤のすきまに閉じ込められた天然ガスの事で、今までは、採取が困難とされていたそうですが、2000年代に入りアメリカのベンチャー企業が石油掘削の技術である水圧破砕や水平坑井を進歩させ、シェール層からの大量のガス採取に成功した事により、一躍、新エネルギーとして脚光を集めたようです。

なぜ、エネルギー革命と呼ばれる程の出来事なのか?

今までは、石油は、30年で枯渇するとか?天然ガスは、せいぜい60年でとか言われていました。

シェールガスの埋蔵量は、とほうもない埋蔵量と推測されていて
有力機関が200年とか400年分?という数字を公表しているようです。:cat_5:

アメリカは、シェールガスの採掘に成功して以来、生産への参入が急増し、ロシアを抜いて世界最大のガス生産国へと躍り上がったそうです。

これにより世界的に供給がダブつき、天然ガスの価格も大幅に下落しているようです。
まさに、従来の天然ガス市場には、革命的なインパクトを与える出来事であり“シェールガス革命”と呼ばれているようです。

今後アメリカは、エネルギーの純輸入が2020年まで縮小し、それ以降は原油、ガソリン、天然ガス液など液化エネルギーで純輸出国になると見込まれているようです。

良い事ばかりなのでしょうか?

シェールガス革命”は、本当に良い事ばかりなのでしょうか?

世界の天然ガスの価格が大幅に下がれば、日本のようなエネルギー輸入国にとっても良い事ですし、当初、シェールガス開発は温室効果ガス排出量を減らすことができると言っていましたが、

しかしその後、シェールガスの温室効果ガス排出量が、従来の天然ガスや石油よりも大きくなると指摘されたり、採掘には大量の水と化学物質を使うため環境上の問題があったり、また、水圧破砕のために地中に注入された水が地震発生の引き金になっるとも報告されているようです。:baikin_1:

・・、実際には課題や問題も多いようです。

日本にシェールガス資源ないの?

アメリカで脚光をあびているこのシェールガスですが、アメリカ以外でも、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、中国・・などにも資源があるようです。

価格の安さや埋蔵量を考えると今後のエネルギーの主力になるのは間違いないようです。

では、日本ではシェールガスは取れないのでしょうか?
どうやらシェールガスは、地質年代の古いシェール層にあるようで、日本は地質年代が新しく、シェールガスの生産は期待できないようです。

原発が止まり、今まで以上に大量のLNGや石油を買わなければならない日本にとっては、シェールガスやオイルサンドなどの非在来型エネルギーに期待したいところです。

これで将来は、電気代やガソリンも下がといいのですが・・・

それではまた :sayonara:

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One thought on “シェールガス革命って?

  1. トライボロジーマジック より:

     このまえのNHKのクローズアップ現代で、やっと事の重要さを認識しました。それでいろいろと調べていると、なんか日立金属の工具鋼が掘削用のドリルの材質に使われたこともブレークスルーの一助となったとか。これって役に立つ情報だと思わない?

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