2015年 波乱の予感?

この冬は、また風邪をひいていないTakaです。:body_stretch:

今年に入り、なんとなく経済状況の先行きが怪しくなってきた気がします。

途上国の通貨安、経済成長の減速

アメリカの量的緩和縮小の発表から途上国の通貨安が進んでいます。

当初は、量的緩和の縮小は、アメリカ経済が好調であるということの裏返しで 量的緩和の縮小が始まれば、ドル高、円安になることが予想されていました。

事実、発表当時は、予想通り円安が進行しましたが ドルが新興国からアメリカに戻り、新興国の通貨が下落し、 それにより新興国の輸入品を中心に食品などの価格が上昇し、 今まで急成長していた新興国の景気が減速し始めました。

今年に入り、明らかに年末までの経済状況に変化が生じている気がします。

日本の株価も日々の変動幅も大きくなり、円高、株安の流れに向かっている気がします。

中国では、不動産バブル崩壊 シャドーバンクの破たんが近いかも?

中国の不動産バブルの崩壊も近い気がします。

2013年の中国の成長率は、7%をキープしたと報道されていますが 成長率が低くなっているのは確実でしょう。実際は、発表よりもっと低いかもしれません。

また、中国では、定年退職の時期が、先進国よりは10年早い50代ぐらいだそうです。 日本ほどではないですが、中国でも高齢化の影響が経済成長のマイナス要因になっていくと思います。

13億人の人口で、高齢化が進行すれば、中国の老人数は、すごいことになります。

人口増加が止まり、老齢化が進めば、不動産価格は、これ以上は上がらないでしょう。 中国の不動産バブルを産み出してきたシャドウバンキング(陰の銀行)のデフォルトも現実になりつつあります。どこかが破たんすれば、連鎖もあるかもしれません。

いずれにしても、近いうちに中国の不動産バブルは崩壊し、経済成長も今より低くなると思います。

日銀は緩和継続を続けると発表しましたが・・ 

アメリカが量的緩和を縮小した後も、国内景気については「緩やかに回復している」として、 日銀は、年間約60兆~70兆円に相当する金融緩和を続けると発表しました。

金融緩和というと危機感がありませんが、
要は日銀が借金を重ねて、国債や株を買い続けるという異常なことですから、長くは続けられない政策です。

4月からは、消費税の増税も確定しています。物価も上昇傾向です。 経済は、「緩やかに回復している」
ここまでは、シナリオ通りとしても、世界的にも不安定さが増すなか 日本は、今年も昨年のような経済成長を続けられるのでしょうか?

ほんとうに3%以上の成長が長期で続けられるとは思えません。

日銀は、アメリカのように、異次元の量的緩和を縮小し、出口政策に移れるの日が来るのでしょうか?
個人的には、想像できません。もう戻れない道に進んでしまったのかもしれません。

お金をばらまくのをやめれば、途端に経済の失速や株価の暴落、国債の暴落が始まると思います。

2015年は波乱の年になる気がします。:sayonara:

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