昨晩もGoogleの順位変動が発生していますが、3月末~4月上旬にGoogleのアルゴリズムの変更に伴うと思われる順位変動を観測しております。
Google.comで実施された「質の低い(Low quality)」コンテンツを検索結果に出てこないようにするアルゴリズムの導入が(パンダ・アップデートと言われているようですが)、日本でも実施されたのでは?というような記事も増えています。
パンダ・アップデートなのか?
確かに人間が直感的に判断するようなページの質の判定を、将来、Googleのアルゴリズムが実装していくようになるのはその通りかと思います。そして、いずれ近いうちに日本でも適応されると思います。
しかし3月末から昨日にかけての変動は、弊社統計では、パンダ・アップデートでは無いと推測しています。
(但し、弊社のサイトは、システムで自動生成したり、複製を用いたりする事は行っておりませんので、その事例に遭遇しないだけかもしれませんが・・)
最近のGoogle変動の動向と怪現象
3月末からのGoogle変動を観測していると、いくつかの特徴と怪現象がみえてきます。
1、メンテナンス頻度の高いサイトの順位が上昇した
2、ページの増加、情報量の増加が継続しているサイトの順位が上昇した
3、内部リンクの集計数値に異常値や乱れがある
※ 3月末から現在に至る間で、徐々に正常に戻りつつあります。
4、廃止したサイトの検索順位が上昇している(怪現象)
※ 順位動向は、以下のグラフを参照して下さい。
※ 廃止したサイトへのリンクは、今も残っています。
総括すると、今回の変更は、
内部リンクの評価の変更とサイトの活性化の状態、インプレッションの変化、
リンクの時間軸などの評価のアルゴリズム変更ではないかと推測しています。
激変した!検索エンジンがGoogleに統一された以後のSEOの世界
Yahoo!が検索エンジンをGoogleに切り替えた以後、SEOの世界は、一遍した感があります。
検索エンジンがGoogleに統一され、かつてのSEOの手法は、無意味になったと言えます。
以前のような被リンクの増産や一過性のHTML文の修正では、簡単に順位上昇につながらなくなり
過去のSEO業者の手法は、もはや通じない世界に入ったと言えます。
今回のアルゴリズムの変更もその延長線上の変更だった推測しております。
質の高いサイトやページ内容を持ち、ページや情報量も増加していて、メンテナンス頻度も高いサイトが順位上昇しています。
Googleの進んでいる方向は、変わっていないと思われます。
益々、一過性のSEO対策ではなく、継続的、体系的なサイト構築と運用が重要となると思われます。