経済依存度への考え方と自分の今後について

こんにちは。Tarouです。

僕は趣味で大学生の頃から投資をやっていて、そこそこ儲かっています。歳がばれちゃいますが投資歴は20年になるということですね。

もはや病気な部分もあって、歩いていて人気なお店があったとしても、そのお店の商品を見るのではなく、コストや回転率、上場しているか、類似性があるかなど考えてしまい大抵の人とは話がかみ合いません。気を遣われるのが嫌なので基本的には静かにしています。そんな自分ですが、弊社の社長とは最初の面接のとき、話が盛り上がったのを覚えています。面接で40分近く投資の話をしてしまいました。

さらに、長く投資を続けていると1企業の業績にあまり関心がなくなってきて、セクター単位の今後の動向、投資する国の人口増加や、金利、地政学的リスクの方が気になるようになりました。

そうすると、今度はどう考えるようになってきたか…。経済に依存して生活することに不安を感じるようになりました。例えば今、目の前にあるサーモスの断熱カップひとつとっても、原料のステンレス・プラスチック、加工・塗装、充填するガス、ラベルと思いつくだけで何工程も経て、1000円程度で僕の手元に存在しています。

グローバルサプライチェーンが正常に機能しているからこそ、こんなハイクオリティなアイテムが格安で手に入るわけで、これってすごいことですよね。自分がもっているアイテム全てが価格以上の品質を持っていると僕は感じていて、同時にこのサービスがいつまで続くのかと感じてしまいます。

日本にいると感じづらいですが、今、世界は転換点にいるのかもしれません。特異点かもしれないくらいの。ロシアのウクライナ進行、米中の経済危機、さらに追い打ちをかけるイエメンのフーシ派による紅海の船舶攻撃。ソフトランディングの希望に落ち着きを見せていた米国経済はインフレリスクのおかわりを貰って大変なことになりそうです。一方、そこらの日本人に紅海航路が閉鎖されてるといっても、へぇ~何それ美味しいの?くらいの反応しか返ってこないでしょう。やってみようかな?

面白い話、イエメンの30万円程度の爆撃ドローンを打ち落とすのに米海軍(タンカーの護衛には米海軍が随行している)は1発3億円の対空ミサイルを使っているそうで、コスパは最悪、米国は大変な出費です。じゃあ紅海を使わない航路にすればいいじゃん(迫真)!と思いますが、紅海を通らず喜望峰を迂回する航路では、10日ほど航海が長引き、燃料費だけで100万ドル余計にかかり、運賃が上昇、年間の往復回数が減るため船が足らなくなるそうです。コロナ禍以降、超利益だった日本郵船や川崎汽船などは再び株高になり、安易に飛びついたなんちゃって投資家が調子に乗りそうです。くやしい…

結論として何が言いたいかというと、サプライチェーンは常にリスクにさらされていて、今後コスト増の可能性が高い、加えてインフレリスクは跳ね上がっているので、来年以降の見通しは暗すぎるということです。こんな中、頼りになるのは政府ですか?会社ですか?いいえ、自分しかいません。インフレしても、戦争が起きても、生きていけるように備えておく必要があると僕は思います。それと同時に、自分のスキルを常に高めてどこでもなんでも稼げるようにすることかなと…まぁ数々のなんとかショックあれど今まで経済は立て直してきましたから、意外となんとかなっちゃうのかもしれないですけどね。不安で投資しない!!現金を持っておく!!っていうのはインフレ下では必然的に資産を減らしているのが実情なので、長期投資は継続しつつある程度の現金を保有しておくのがいいと思います。投資も人生も自己責任、勝ち負けじゃないので納得いくものになればいいと思います。

トラックバックURL