先日、愛犬の去勢手術のために動物病院を受診したところ、先生から「歯石が結構付着しているので、一度全身麻酔で歯石除去をした方がいいですね」と言われました。
年齢もまだ1歳になったばかりでまだ若いので、「もう歯石で手術?」と正直かなりショックを受けました。
(歯石で手術というと、犬界ではシニアの子がやっている印象でした…)
家に帰ってから「どうしてこんなことになったんだろう」「毎日ご飯も食べているし元気なのに…」と気になり、犬の歯についていろいろ調べてみることに。
すると、人間の歯とはまったく違う特徴があり、「だから歯周病になりやすいんだ」と勉強になることがたくさんありました。
今回は、私が調べて初めて知った「犬と人間の歯の違い」をまとめます。
同じように「うちの子はまだ若いから大丈夫」と思っている飼い主さんに、少しでも参考になれば嬉しいです。
犬と人間では歯の本数が全然違う
最初に驚いたのが歯の本数です。
私は人間とそこまで変わらないと思っていましたが、実際はかなり違いました。
| 犬 | 人間 | |
|---|---|---|
| 乳歯 | 28本 | 20本 |
| 永久歯 | 42本 | 32本 |
犬は人間より10本も永久歯が多く、生え方も少し違います。
特に奥歯が多いため、歯と歯の隙間に歯垢や歯石が付きやすいそうです。
「うちの子も奥歯なんてほとんど見たことがなかったな…」と少し反省しました。
犬の歯は「噛むため」ではなく「肉を裂くため」
さらに調べて驚いたのが、歯の役割です。
人間は食べ物を何度も噛んで細かくすり潰しますよね。
でも犬は違います。
犬はもともと肉食動物の祖先を持っているため、
・獲物を捕まえる
・肉を裂く
・そのまま飲み込む
という食べ方に適した歯になっています。
だから犬の犬歯は長く鋭く、奥歯もハサミのような形をしています。
逆に、人間の奥歯は平らで「すり潰す」ための形です。
同じ「歯」でも役割がまったく違うんですね。
犬は虫歯になりにくい。でも安心はできない
以前から「犬は虫歯になりにくい」と聞いたことはありました。
調べてみると、それは本当でした。
理由は、
・唾液がアルカリ性に近い
・甘いものを食べる機会が少ない
・食べ物を長時間口の中に入れておかない
などがあるそうです。
「じゃあ歯磨きしなくても大丈夫なのかな?」と思ってしまいますが、実はここが落とし穴でした。
犬は虫歯より歯周病になりやすい
先生からも説明を受けましたが、犬は虫歯よりも歯周病になるリスクが非常に高いそうです。
歯垢は数日で歯石になり始め、一度歯石になると歯磨きでは取れません。
さらに歯周病が進行すると、
・強い口臭
・歯ぐきの腫れ
・出血
・歯が抜ける
だけではなく、細菌が全身に回って心臓や腎臓に悪影響を及ぼすこともあるそうです。
私は「口の病気」としか思っていませんでしたが、想像以上に怖い病気でした。
「まだ若いから大丈夫」は違いました
正直なところ、私は歯磨きを毎日できていませんでした。
嫌がる日もあるし、「元気だから大丈夫かな」と思ってしまっていたんです。
でも今回のことで、「症状が出てからでは遅いんだ」と痛感しました。
犬は痛みを隠す動物なので、飼い主が気付いた頃にはかなり進行しているケースも少なくないそうです。
もし時間を戻せるなら、小さい頃からもっと歯磨きに慣れさせてあげればよかったと思っています。
これから私が実践しようと思っていること
今回の経験をきっかけに、我が家では次のことを習慣にしようと思っています。
・毎日できる範囲で歯磨きをする
・デンタルガムを補助的に取り入れる
・奥歯まで定期的にチェックする
・動物病院で歯の状態も診てもらう
全部を完璧にやるのは難しいですが、「歯石が付いてから」ではなく、「歯石を付けない」ことを意識していきたいです。
まとめ
愛犬が歯石除去のために全身麻酔を受けると聞いたときは、本当にショックでした。
でも、その出来事がきっかけで犬の歯について調べてみると、人間とは歯の本数も役割も病気のなりやすさもまったく違うことを知りました。
犬は虫歯になりにくい代わりに歯周病になりやすい動物です。
「まだ若いから」「元気だから」と思っているうちに歯石は少しずつ蓄積していきます。
もしこの記事を読んでいる飼い主さんがいるなら、ぜひ今日一度、愛犬のお口の中をのぞいてみてください。
私のように「もっと早く知っておけばよかった」と後悔する人が、一人でも減ったら嬉しいです。





